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日本企業主導のインドネシアLNGプロジェクトで初出荷

2015年8月3日 (月)

荷主日本企業主導のインドネシアLNGプロジェクトで初出荷00三菱商事は2日、同社が45%を出資して最大株主となっているドンギ・スノロLNG社(インドネシア)がプルタミナ社(インドネシア国営石油・ガス会社)のアルン基地向けにLNGを初出荷したと発表した。

プロジェクトは総事業費29億米ドル(3595億円)で、インドネシア中部のスラウェシ州で年間200万トンの生産能力を持つ液化プラントを操業している。三菱商事は2011年1月に最終の投資決定を行い、4年半の開発期間を経て6月24日からLNGの生産を開始、2日に第1船が出港した。

生産されるLNGは年間100万トンを中部電力、30万トンを九州電力、70万トンを韓国ガス公社とそれぞれ締結している長期販売契約に基づいて出荷する。

このプロジェクトは、国際オイルメジャーが主導的役割を担っていた従来のLNGプロジェクトと異なり、日本企業がプロジェクトの開発・運営を主導した初のLNGプロジェクト案件となる。