丸運 4-6月期、撤退表明の低温共配除き改善、営業黒字化

ロジスティクス丸運が10日発表した4-6月期連結決算は、低温物流共同配送事業で赤字が続いたものの、ほかの事業で収支改善が進み、営業損益が黒字に転換した。売上高営業利益率は0.9％。

同社はトワードとの低温物流共同配送事業を「利益の生み出せる事業」へ転換できるよう取り組んだものの、「利益を生み出せる事業にするためには合弁パートナーとの合意による事業構造の見直しが不可欠だった」にもかかわらず、最終合意に至らなかった。

これを受け、同社は事業環境の変化による新たなコストアップの解消も見込めないと判断、この合弁事業から撤退することにした。現在、撤退時期などで交渉中だという。

期中には、全営業所のGマーク取得を急いでおり、今回は15か所事業所で申請した。取得分と合わせた拠点数は36か所で、残る18拠点での取得を急ぐ。

［丸運］2016年3月期第1四半期連結決算（単位：百万円）