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全ト協、9月から点検整備推進運動強化月間を展開

2015年8月25日 (火)

ロジスティクス全日本トラック協会は、9月1日から10月31日までの2か月間を「トラック運送業界における点検整備推進運動」の強化月間に定め、不正改造の防止と確実な点検整備を徹底するよう、会員運送事業者への呼びかけを強化する。

トラックによる交通事故は重大事故につながることが多く、トラック運送事業者には日常点検、定期点検整備の実施が義務付けられているが、「実施状況は必ずしも十分ではない」として、より確実な点検整備を目指し、都道府県トラック協会と協力して全国的な点検整備推進運動を展開する。

具体的には、大型車の適切な点検・整備方法を啓発するため、機関誌やホームページを活用し、大型トラックのホイールの取付状態や燃料装置などの重点箇所の点検を実施するよう周知する。

また、黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプなどの点検・整備の自主的な実施や、確実な定期点検の実施、DPF(黒鉛除去フィルタ)に堆積したアッシュ(灰分)の定期的な点検・清掃、低硫黄軽油(S10)の使用、メーカー指定のエンジンオイルの使用など、DPF装着車両の正しい使用方法――などの周知を図る。

さらに、全国の都道府県トラック協会に対し、10月の「黒煙濃度に影響を及ぼす部品等の自主点検・整備の実施」状況をまとめ、11月13日までに全ト協への提出を求める。