話題ウェザーニューズは3日、北極海航路がロシア側(北東航路)、カナダ側(北西航路)ともに開通したと発表した。
ロシア側の北東航路は8月18日、カナダ側の北西航路は9月1日に開通し、2013年以来の両航路開通となった。今後、北東航路は10月上旬まで、北西航路は9月下旬まで海氷域に入ることなく船舶の航海が可能な状態が続く見込み。
今年は北極海の海氷が早いペースで融解しており、この時期としては観測史上3番目に小さい面積となっている。
ウェザーニューズでは、観測情報の少ない北極海の海氷をよりきめ細かく観測・分析するため、2016年夏から独自の超小型衛星「WNISAT-1R」による海氷観測を計画している。