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政投銀、日本栄船に環境格付融資

2011年8月4日 (木)

ロジスティクス日本政策投資銀行(DBJ)は2日、日本栄船(兵庫県神戸市)に対し、7月27日付でDBJ環境格付融資を実施したと発表した。

 

DBJ環境格付は、同行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により、企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定する「環境格付」の専門手法を導入した融資メニュー。

 

日本栄船は、伊勢湾・三河湾地区、大阪湾・瀬戸内海地区の港湾、周辺海域・法定航路で曳船業務や、巨大船・危険物積載船の海上エスコート業務などを手掛け、子会社を含め曳船業界有数の船隊を擁している。商船三井グループに属し、同グループの環境経営方針に即して環境経営に取り組んでいる。

 

今回の評価では、(1)バルバスバウなどの設計・設備の導入により燃費効率の向上を図った曳船の採用を推進し、中期的にも次世代「エコタグ(低環境負荷タグボート)」の開発に積極的に取り組んでいる(2)往復航行の見直しに代表される運行計画など各種の工夫による効率的な配船オペレーションを実行し省燃費運転の追求を志向している――などの点を高く評価した。