ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

政投銀、バローの環境配慮型物流拠点に環境格付融資

2012年7月31日 (火)

拠点・施設日本政策投資銀行は30日、バロー(岐阜県恵那市)に対し「DBJ環境格付」に基づく融資を実施したと発表した。環境経営評価に基づき、岐阜県可児市に地域植生を保護し、建設が進められている環境配慮型物流センターを対象とした融資で、環境に配慮したバローの設備投資を金融面で支援するもの。

 

「DBJ環境格付」は、同行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)で、企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定する「環境格付」手法を導入した融資メニュー。

 

バローは中部圏を地盤に展開している食品スーパーで、徹底したコスト管理や低炭素型店舗を整備。今回の評価では、(1)全店舗に電気使用状況の観測システムを導入し、集計したデータに基づき、月単位での改善指導の実施や効率的な省エネ機器投資を実践するなど、電気使用量の抑制に向けたPDCAサイクルを構築している(2)食品リサイクルループの構築やレジ袋の有料化を9割以上の店舗で展開するなどのサプライチェーンを見据えた廃棄物抑制に努めている――などのポイントを高く評価したという。