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三菱重工、マースク向け主機排熱回収システム11隻分受注

2015年10月5日 (月)

荷主三菱重工業傘下の三菱重工舶用機械エンジン(長崎市)は、韓国の大宇造船海洋からマースクライン向け超大型コンテナ船11隻に搭載する、主機排熱回収システムを受注した。

受注した主機排熱回収システムは、舶用エンジンの排ガスを最大限に回収・利用して電力を発生させる同社独自の舶用システムで、2010年の市場投入以来、受注累計は87隻分となった。

排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて最適制御することで、広い運転域から排熱を回収して燃費効率を高める仕組みで、マースクラインの1万9600TEUコンテナ船に搭載される。

これまでもマースクラインが保有する当時世界最大・最高効率のコンテナ船トリプルE級(1万8300TEU積み)シリーズなどにも採用されており、マースク保有船への搭載は今回で4シリーズ目、同社向け受注累計は69隻分となる。