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味の素、AGFにギフト事業統合し生産・物流拠点再構築

2015年10月7日 (水)

荷主味の素は6日、同社のギフト事業を傘下の味の素ゼネラルフーヅ(AGF)に譲渡し、両社のギフト事業を統合すると発表した。統合時期は2016年4月1日で、同事業の統合に伴い、生産・物流拠点の再構築を行う。

同社は事業領域拡大の取り組みの一環として、4月にAGFを連結子会社化し、各部門で協業を進めるとともに、事業構造の強化、新製品開発や生産面で相乗効果を模索してきた。ギフト市場の規模は7兆円で、中元・歳暮市場の縮小傾向が続く。

一方、その6割を占めるパーソナルギフト市場は年率2%で伸びており、同社は今後も拡大するとみて、AGFにギフト事業を統合し、製品ポートフォリオの見直し、事業運営・営業体制などの効率化で収益性の改善を進める。

併せて生産・物流拠点の再構築を行うことで、事業構造の強化に取り組むとともに、独自技術を活用し、食品・嗜好飲料といった既存事業に「健康」の価値を兼ね備えた「新領域のギフト」の開発を目指す。