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プロロジス7-9月期、物流施設売却額が増加

2015年10月26日 (月)

拠点・施設プロロジスが23日に発表した7-9月期の決算結果によると、期中の物流施設と開発用地の売却・ファンド移管額は9億3700万ドル(1124億円)となり、前年同期の8億4060万ドル(当時のレートで915億円)を大幅に上回った。

同社のトム・オリンガー最高財務責任者は「所有施設の売却とファンド移管で大きな成果を上げた。最新鋭の物流施設に対する投資需要は、世界中で引き続き強く、年度末までに予定している売却、ファンド移管を計画通りに実行できると確信している」と話した。コアファンド・フロム・オペレーションは1株あたり0.58米ドルで、21%の伸びとなった。

期中に開発中の物件を含めて賃貸契約を締結したのは394万平方メートルと、前年同期の380万平方メートルを上回り、9月末の運営中施設の稼働率は96%と1ポイント上昇した。既存顧客の契約更改率は87%で3.1Pアップ、同一施設の会計上のNOIは6.2%上昇(前年同期は3.7%上昇)となった。

投資額は6億3000万ドル(756億円)で、前年の19億ドル(2071億円)からは大きく減少した。新規開発を2億6900万ドル(323億円)と前年同期の6億9750万ドル(760億円)から6割以上減らしたほか、物流施設の取得額も3億6100万ドル(433億円)と6割近く抑えた。