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Mマート、ネット「鮮魚・青果卸市場」を5日開設

2015年11月4日 (水)

ECMマート、ネット「鮮魚・青果卸市場」を5日開設業務用食材のB2Bサイトを運営するMマート(東京都新宿区)は4日、インターネット上で新鮮な鮮魚、青果を業者間で仕入れることができる「鮮魚・青果中央卸売市場」を5日から開設する、と発表した。

鮮魚や青果は、主に全国の卸売市場で取引されているが、漁獲高の減少、仲卸業者の高齢化と廃業、飲食店など買い手の人手不足などを要因として市場の規模縮小が課題となっている。

一方、インターネットを利用して業務用食材を飲食店、ホテルといった業務店舗が仕入れる割合が高まっており、Mマートでも、ネット食材卸売サービスがここ一年、毎月平均2.6倍増(前年同期比)のペースが続いている。

鮮魚・青果は日持ちせず、掲載期間が限られるが、新サービスでは「掲載期限日時を商品登録時に記入しておくと、その日時にネット上から自動的に消去」される機能を搭載しており、誤販売を予防できる。

また、数量も10キロを5ロットと登録しておくと、販売時にロット残数が減り、ゼロになると同時に「完売」の赤文字が表示され、それ以上に購買できなくなるため、売り手は安心して生鮮な商品を登録できる。

同社は新サービスのメリットについて「人手は不要、販売経費はわずか、商品写真、価格、商品詳細などは24時間365日顧客が自分の都合の良い場所、時間でじっくり選べる、売り手は人手や経費が少ない分安く販売できる、面談交渉による値引交渉もない」と説明。生産者にとっても「少量から大量までを自由に登録でき、売掛けもなく現金販売できる」としている。