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ファミリーマート、4温度帯「ファミマ号」が被災地で稼働

2011年9月8日 (木)

話題ファミマ号ファミリーマートは8日、常温、定温(16-20度)、冷蔵(3-8度)、冷凍(-24度以下)の4温度帯の販売設備を搭載した移動コンビニ「ファミマ号」を稼動させると発表した。同社が4温度帯の販売設備を備えた移動販売車を導入するのは初めて。

 

まずは、東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台市の避難所などで、9月中旬から営業を開始する。その後、岩手県、福島県、宮城県を中心に、10月末までに合わせて3台のファミマ号を稼動し、将来的には、各地の買い物不便地域で営業を実施する。

 

ファミマ号は、4温度帯の販売設備、ホットウォーマー(飲料用)、電子レンジ、電気ポット、手洗い場を搭載し、出入り口となる昇降ステップを2か所に設置。昇降ステップに手すりを取り付け、乗り降りの負担を軽減する。リフトアップ式の開閉扉を採用することで、屋根としても活用できるようにする。また、専用の発電機を搭載することで、停電地域でも営業が可能。

 

使用車両は、「am/pm」の配送車を改造した3トントラックを活用し、1号車は宮城県仙台市(9月)、石巻市(11月)、2号車は福島県福島市(10月)、郡山市(12月)、3号車は岩手県盛岡市(10月)、宮古市(12月)で営業を行う。営業時間は天候、販売場所などによって異なるが、午前10時から午後6時を基本とする。

 
おむすび、弁当、飲料、菓子、日用品など、約300種類の商品を取り扱い、地域の顧客のニーズに合わせて変更していく。会計にはハンディレジを使用し、レシートも発行する。