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収容能力100万トン視野

横浜冷凍、森永乳業の冷蔵倉庫子会社と土地買収

2015年11月27日 (金)

ロジスティクス横浜冷凍は26日、森永乳業から東京・京浜島と平和島の土地、冷蔵倉庫を運営する森永乳業の子会社「パックス冷蔵」の全株式をそれぞれ取得すると発表した。

取得する土地は東京都大田区京浜島の1万900平方メートルと平和島の3003平方メートルの2か所で、平和島で取得する土地に稼働している冷蔵倉庫(8875トン)を所有するパックス冷蔵も買収する。投資額は90億円から100億円程度となる見込みで、9月16日に契約を締結した。

京浜島の土地には2万1000トン程度の最新物流センターを建設する計画で、東京港や羽田空港に近接した国内最大の貨物集積地という立地を活かし、最新設備を導入して「今後のフリートレード時代を見据えた戦略的な拠点」として運営する。

平和島の土地は小規模ながら、横浜冷凍の京浜地区で稼働するほかの6センターと連携する拠点として、相乗効果を期待する。冷蔵倉庫運営会社のパックス冷蔵は社歴が長く、森永乳業の製品を中心に取り扱う冷蔵倉庫会社。

京浜島の新センターが完成すると、同社の収容能力は国内外合わせて96-97万トンとなり、同社は「いよいよ100万トンの大台が視野に入ってくる」としている。