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海事協会、海運業界のビッグデータ活用へDC設立

2015年12月7日 (月)

ロジスティクス日本海事協会は7日、運航中の船舶から得られるデータの活用をサポートする「シップデータセンター」を完全子会社として設立した。

独立した第三者機関の非営利法人として、船級業務で培った技術的知見、経験を活かし、シップデータセンターを設立したもので、船舶にかかわるビッグデータ基盤として運航データを収集、蓄積し、利用者にデータを提供するデータセンターの運営にあたる。

一元管理されたデータが低廉なコストで利用できる環境を整備し、海事産業全体でビッグデータの活用機会を最大化できるようにする。

2016年2月から、国内船社の協力を得て船舶からデータセンターへの通信などでトライアル運用を実施し、同年4月から本格的な稼働に入る。

18年以降、EU域内入港船に義務付けられる燃費報告制度(EUMRV)に対し、データセンターに蓄積された運航データを活用した船社向けのEUMRV対応支援サービスの提供などを想定している。

■シップデータセンター概要
名称:シップデータセンター
所在地:東京都千代田区紀尾井町
設立日:2015年12月7日