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TBK、インドでエンジン用水・油ポンプ事業を強化

2011年9月20日 (火)

拠点・施設トラック用ブレーキと冷却・オイルポンプの製造などを手掛けるTBKは20日、インドでの合弁会社「TBKインディア」(TBKI)の出資比率を引上げて子会社化するとともに、優先株の引受けで同社の資本充実を図ると発表した。

 

TBKIを子会社化し、グループの重要なグローバル生産拠点として位置付けて現地生産を拡大する。新たに工場用地を取得して工場建設を行うため、TBKIは優先株を発行し、TBKが引受ける。

 

エンジン用水・油ポンプの製造販売事業を展開するTBKIは、これまでTBKグループの出資比率が49%となっていたが、8月1日付で80%に引き上げた。

 

新工場は、インド・マハラシュトラ州サタラ郡で、プネの南約70キロメートル、ムンバイ-バンガロール高速道路沿いに建設する。総工費は5億ルピー(約10億円)で、2012年3月に完成する。

 

新工場建設に伴う財務基盤強化として、TBKはTBKIが発行する1億8000万ルピー(約3億6000万円)の優先株1800万株を引受けるが、このほかに社債などの引受けを通じ、グループとして約12億円の資金を投入する。

 

また、2002年6月に25%出資で設立したスペインの関連会社「GSB-TBKオートモーティブコンポーネント」を12月末で清算するため、清算手続きの一環として保有全株式を売却するとともに、商権、設備の一部をインド子会社へ移管する。