調査・データ大判プリンタ市場の2009年度世界出荷台数は、前期比15.1%減の26万1200台に落ち込む見通しとなった。矢野経済研究所の市場調査で判明したもので、出荷金額ベースでも18.7%減の1435億9600万円と台数以上に減少する見込み。
調査結果によると、大判プリンタはコンシューマー・オフィス向けプリン体上に景気後退の影響を強く受けている。
全印刷方式で出荷台数・金額ともに前年度を下回る見込みの中、UVインク対応のIJプリンタだけは8.8%(出荷台数ベース)と増加する見通しで、矢野経済研究所では「水性インクや溶剤インク対応のIJプリンタに比べて数量は少ないものの、低価格機種の登場により、コスト・用途拡大・作業効率向上・環境対応といった側面から導入が進み、今後も成長が見込める分野」としている。