ロジスティクストランコムが25日に発表した2015年4月から12月まで9か月間の決算は、主力の物流情報サービス、ロジスティクスマネジメント事業が堅調に推移したことを受け、増収増益となった。
物流情報サービス事業は、中ロットやドレージ輸送など新サービスの確立に向けて注力。チャーターマッチング(貸切トラックのマッチング)では、年末の繁忙期に空車情報を確保できたことで、成約件数が堅調に増加した。
ロジスティクスマネジメント事業は、一部拠点の業務縮小が減収要因となったものの、既存拠点の物量増加、新規稼働拠点の業績寄与で増収。利益面でも物流業務システムの保守体制強化に伴う費用を計上したが、増収効果と収益力の向上で増益を確保した。
通期予想に対する進捗度は、売上高が76.5%、営業利益が78.5%、最終利益が81.8%と順調に推移している。
[トランコム]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第3四半期 | 2015年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 95,125 | 85,203 | 11.6% |
営業利益 | 4,640 | 4,102 | 13.1% |
経常利益 | 4,623 | 4,034 | 14.6% |
当期純利益 | 2,821 | 2,434 | 15.9% |