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メディセオ、札幌市に医薬品物流拠点を開設

2011年10月5日 (水)

話題メディパルホールディングスは5日、メディセオが医療用医薬品などを取り扱う新たな物流拠点として「札幌ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を6日に竣工すると発表した。

 

新拠点「札幌ALC」は、都市型フルラインセンターとして建設したもので、9億円を投じ、北海道全域をカバーする出荷拠点として11月から運用する。稼動時の年間出荷額は250億円となる見込み。

 

同社では、顧客に近い立地にフルラインのセンターとしてALCを設置し、ALCから直接届ける方式に転換することで、品揃えの拡充とリードタイムの短縮を目指している。

 

新拠点では、独自に開発した需要予測システムを使い、過剰在庫と欠品が生じないよう単品ごとに在庫を最適なレベルにコントロールし、定時・適量の完全納品を実現する。

 

また、情報システムを活用した独自のマテハン技術とエンジニアリングによって、正確で効率的な在庫管理と庫内作業、配送作業を行いし、作業の効率化を図りながら、安全性と信頼性を高める。

 

さらに、一部で免震設備を施すとともに、停電時の自家発電装置を設置し、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整える。人的災害を防ぐためにID認証システムを採用し、セキュリティにも配慮した。

 

■札幌ALCの概要
名称:メディセオ「札幌ALC」
所在地:北海道北広島市大曲工業団地3丁目5-1
敷地面積:1万8697平方メートル(約5657坪)
建築面積:6544平方メートル(約1980坪)
延床面積:1万3281平方メートル(約4018坪)
構造:鉄骨造、ラーメン構造、地上3階建