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メディセオ、川崎市に都市型物流拠点を竣工、10月開設

2012年8月22日 (水)

メディカルメディパルホールディングスは22日、傘下のメディセオが医療用医薬品などを取り扱う新たな物流拠点として、川崎市高津区で「南東京ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を23日に竣工する、と発表した。10月から稼働を開始する。

 

全国一律のサービスを提供するため、顧客に近い都市型フルラインセンターとして建設したもので、生産者から最終需要者までの無駄削減を目指す。

 

顧客に近い立地にフルラインセンターとしてALCを設置し、ALCから直接顧客に届ける方式に転換することで、品揃えの拡充とリードタイムの短縮を図る。独自に開発した需要予測システムを使い、過剰在庫と欠品が生じないよう単品ごとに在庫を最適なレベルにコントロールし、定時・適量の完全納品につなげる。

 

また、情報システムを活用した独自のマテハン技術とエンジニアリングによって、正確で効率的な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現し、作業の効率化を図りながら、安全性と信頼性を高める。

 

施設は一部に免震機能を施し、停電時の自家発電装置、災害時の緊急配送用バイクも配備、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整える。人的災害を防ぐため、ID認証システムを採用して高いセキュリティを確保する。

 

投資額は70億円で、川崎市、東京23区南部(新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、杉並区)をカバー。稼働当初は年間1200億円の出荷額を目指す。

 

■南東京ALCの概要
名称:メディセオ「南東京ALC」
所在地:神奈川県川崎市高津区千年1200-1
敷地面積:8847平方メートル(約2676坪)
建築面積:5726平方メートル(約1732坪)
延床面積:21767平方メートル(約6585坪)
構造:鉄骨造、ラーメン構造、地上5階建

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