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オプテックス、ベトナムで2月下旬から委託量産

2016年2月8日 (月)

拠点・施設オプテックス(滋賀県大津市)は8日、生産体制の強化に向け、リズム時計工業傘下のリズムプレシジョンベトナムに生産を委託し、同ベトナム工場で2月下旬から製品の量産を開始すると発表した。物流のインフラ整備が進んでいることを理由に、強固な生産体制を確立する場所として、東南アジアの中でもベトナムが「モノづくりの最適な場所」だと判断した。

オプテックス、ベトナムで2月下旬から委託量産

ベトナム工場では主力のセキュリティセンサー、自動ドアセンサー、FA用センサーの一部を生産し、各国へ供給する。自社工場がある中国以外の他国で生産を展開することにより、リスクヘッジ、将来にわたる継続的な成長に向けたグローバル視点の供給体制の確立を目指す。

同社は、中国・東莞の自社工場と日本国内の協力工場でグローバルに展開する製品の生産を行っているが、今後の事業成長を考慮すると「現状の生産体制では追い付かず、生産能力を増強する必要」があった。

同時に、生産を他社へ委託することで、海外工場の設立による現地生産の設備投資やリスクを回避するとともに、素早く生産体制の円滑な構築と量産を図る。

高品質な生産ができる生産設備、国内で構築した製造ノウハウや生産体制をそのままベトナムでも導入することにより、安定的に製品を供給できる体制を整えながら、ITを活用し、生産状況を日本でもリアルタイムで把握する連携システムの構築を急ぐ。