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JR貨物、日本フレートライナーにJR貨物インターを統合

2016年2月18日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は、3月31日付で子会社の日本フレートライナー(東京都千代田区)にJR貨物・インターナショナル(大田区)を統合する。

鉄道利用運送業を中心とする日本フレートライナーと、国際物流への拡大を目的に1996年に設立されたJR貨物・インターナショナルを1社に統合することで、事業や財務上の相乗効果を狙う。

日本フレートライナーは貨物ターミナル駅構内でコンテナ積卸し業務やJR貨物のオフレールステーション(ORS)と拠点駅(親駅)を結ぶトラック代行業務、特積み事業者、一般区域事業者の鉄道コンテナ利用窓口といった利用運送事業を展開してきたが、2012年4月以降は貨物駅でのコンテナ積卸業務をJR貨物グループ会社に移管、現在は鉄道利用運送事業(コンテナ集配)と一部トラック代行業務が事業の中心となっている。直近の決算(2015年3月期)では、売上高141億9033万円、最終利益1億4989万円。

一方、JR貨物・インターナショナルは、「JR貨物グループならではの鉄道輸送のメリットを最大限に活用」して国際物流経事業を拡大するために96年に設立。利用運送のほかに通関、梱包、フォワーディング事業などを手がけたが売上規模は6億円強と小さく、営業損益・最終損益は数千万円の赤字となっていた。