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SBSグループ、共通管理システム基盤を整備

2011年10月17日 (月)

ロジスティクス住商情報システムとCSKの合併会社、SCSK(東京都江東区)は17日、SBSホールディングスと同社グループ27社が、グループ共通業務システムとしてSCSKの統合管理パッケージ「プロアクティブE2」を導入したと発表した。

 

月次決算の早期化、内部統制の強化、M&Aによる傘下企業の増加などに対応するため、会計から人事給与業務までをカバーするグループ共通業務システムとして同パッケージを導入し、今春から本稼働を開始した。

 

SBSグループでは、グループ各社が固有の会計システムを継続利用していたため、連結決算時に個社の決算情報の整合性チェックが発生していたほか、内部統制上の管理体制強化や将来的な国際財務報告基準(IFRS)などの制度改正などに対応できるシステム基盤を構築する必要があった。

 

SBSグループの一部では、これまで旧住商情報システムの「プロアクティブG5」を利用していたが、同製品の安定性が高く、SCSKがSBSグループ事業への理解度も高かったことから、早期構築が可能と判断し、プロアクティブE2の採用を決めた。

 

各社共通のテーブル登録がまとめてできないなど、使い勝手の面で改善の余地はあるものの、27社のシステム基盤が共通化されたことでデータの整合性を図る作業などを省くことができるようになったことから、SBSホールディングスでは「共通化の威力を実感している。今後のM&Aによる子会社増にも対応できる基盤が整った」としている。