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ミッシングリンク解消で物流効率化に期待

東京湾岸道路、横浜大黒ふ頭・福浦区間が3/27開通

2016年2月25日 (木)

拠点・施設関東地方整備局は24日、国道357号東京湾岸道路の横浜市鶴見区大黒ふ頭と金沢区福浦を結ぶ区間2.3キロが3月27日に開通すると発表した。これにより、本牧ふ頭と大黒ふ頭が接続、横浜港湾岸エリアの物流効率化や企業の生産性向上が期待される。

(出所:関東地方整備局)

(出所:関東地方整備局)

東京湾岸道路は、横須賀市から横浜市、川崎市、東京都、千葉市美浜区に至る延長80キロで、主に埋立地を利用した海岸沿いに整備され、湾岸地域に立地する都市、空港や港湾などの物流拠点、オフィス、レジャー施設といった都市機能の効率的な交流と効果的な連携を図る道路。

神奈川県区間は延長35.1キロのうち18.6キロが開通済みで、3月27日に鶴見区大黒ふ頭と金沢区福浦を結ぶ区間2.3キロの開通により、横浜市内を通る国道357号線のミッシングリンクが解消され、南本牧ふ頭と大黒ふ頭を結ぶ経路の輸送時間が20分短縮される。

ある自動車メーカーは、横浜国道事務所のヒアリング調査に対し、「コンテナに積み込んだ自動車部品の輸送では、搬入の時間が指定されている。国道357号の本牧地区の開通により、道路の混雑が解消すれば、輸送時間短縮になり、輸送にかかる負担が相当軽減される。大黒側にある部品工場から横須賀方面への輸送は、本牧地区が開通すれば、金沢産業団地まで国道357号を利用することで効率的な輸送が可能になり企業の生産性向上につながると期待している」と話した。