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水戸中央郵便局でアメーバ赤痢容器が破裂

2011年10月19日 (水)

話題茨城県は18日、県衛生研究所から国立感染症研究所へ送付する途中のアメーバ赤痢の疑いのある病理組織検体の入った容器が午後2時半頃、水戸中央郵便局で破裂し、検体が飛散したとの報告を受けたことを発表した。

 

県保健予防課によると、衛生研究所職員、消防が室内の消毒を完了しており、感染の拡大など、ほかへの影響はないとしている。郵便事業関東支社の説明では、破裂時に室内に人はいなかったという。病理組織検体が入った容器には、検体とドライアイスが入っており、県では破裂した原因を調査している。

 

水戸中央郵便局のチルド室内で18日午後2時30分から3時20分頃にかけて、病理検体の入った容器が破裂し、検体が飛散。人的被害はなく、衛生研究所職員らが国立感染症研究所の指導を受け、室内を消毒した。

 

飛散した病理検体は、アメーバ赤痢の疑いのある検体(5類感染症)で、感染経路は経口感染とされている。感染した場合、腹痛・下痢・粘血便といった症状が見られる。潜伏期間は数日から数か月(平均2週間か4週間)。

 

郵便事業関東支社によると、病理組織検体などは事前に中身を確認するなどの取扱マニュアルに沿って引き受けることとされており、今回もマニュアルに沿って引き受けた。