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【4-9月期】日本郵船、売上高1000億円減少

2011年10月31日 (月)
2012年3月期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2Q2011年3月期2Q増減率
売上高911,1841,010,557-9.8%
営業利益-9,66286,225-
経常利益-15,11779,869-
当期純利益-12,06344,374-

ロジスティクス 

米国の景気回復の遅れ、長引く欧州の財政金融問題、中国の金融引締めを背景に、世界経済は不透明感を増し、為替は1ドル80円台前半から70円台後半へと円高が進行した。また、国際商品市場での価格上昇によるインフレ圧力から燃料油価格も高騰を続け、海運を取り巻く事業環境はさらに厳しくなった。

 

東日本大震災で影響を受けた荷動きは完成車輸送を中心として夏場から急回復し、年初から低迷していたドライバルカーの市況も9月には全体的に回復。しかし、コンテナの荷動きは昨年を上回ったものの、大型コンテナ船の竣工による供給過剰感から、運賃水準は概ね軟化。

 

タンカー市況は船腹需給関係が回復せず、依然低迷状態を続けており、ドライバルカーの市況回復も期中の業績への反映には至らず、海運部門は予想以上の損失となった。ターミナル関連事業、航空運送事業、物流事業、不動産業などの非海運部門では利益を確保した。