ロジスティクス日立物流が12日に発表した前3月期決算は、国内物流の収益性が改善し、営業利益が32%の増益となった。
日立物流 | 2016年3月期本決算 |
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累計(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | (前年同期比) |
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売上高 | 680,354 | 0.3% | 166,759 | -3.4% | |
営業利益 | 28,334 | 32.0% | 4.2% | 7,619 | 25.6% |
経常利益 | 26,910 | 22.3% | 4.0% | 7,112 | 18.9% |
当期純利益 | 15,502 | 4.8% | 2.3% | 2,920 | -46.0% |
国内物流は消費財・流通小売関連の物量が堅調に推移し、化粧品、スポーツ用品、流通小売、食品関連の新規案件が稼働したことで2%の増収を確保。増収効果と収益性の改善で部門利益を40%伸ばした。
国際物流は「海外3PL」で日用品・流通小売関連の物量が堅調に推移したものの、国内発着のフォワーディング事業と中国事業が軟調で2%の減収。アジアで3PL案件の収益性を向上させた一方、海外子会社ののれん減損損失などで部門損益は5%の減益となった。
今期は売上高6850億円、調整後営業利益280億円、EBIT310億円、最終利益185億円を見込む。