ロジスティクス日立物流が29日に発表した4-6月期連結決算(IFRS)は、国内外の物流事業で増収となった効果により、営業利益が64.9%の大幅な増益となった。
売上高営業利益率は2.3%から3.6%へと1.3ポイント上昇した。税引前利益は32.6%増の58億5400万円で、上期予想に対する進捗率は52.7%。
国内物流は消費財・流通小売関連の取扱貨物量が堅調に推移し、新規案件の本格稼働も加わって4%の増収となった。セグメント利益は、増収効果と収益性の改善で94%の大幅な増益。
国際物流は、国内発着のフォワーディング事業で貨物の取り扱いが低調だったものの、海外3PL事業で自動車部品、日用品、流通小売関連の取扱貨物量が伸びたほか、為替の影響もあって売り上げが7%伸びた。利益はアジアの3PL事業で収益性が高まったことを受け、44%の伸びとなった。
[日立物流]2016年3月期第1四半期連結決算(IFRS)
2016年3月期第1四半期 | 2015年3月期第1四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 169,683 | 161,802 | 4.9% | |
営業利益 | 6,073 | 3,683 | 64.9% | |
税引前利益 | 5,854 | 4,415 | 32.6% | |
当期利益 | 3,255 | 2,023 | 60.9% |