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展示・受注、試飲スペース併設

リンベル、山形市に直輸入ワインの物流拠点開設

2016年5月26日 (木)

フードカタログギフト事業を展開するリンベル(東京都中央区)は25日、山形市に直輸入ワイン10万本を貯蔵できる新たな物流倉庫「リンベルグルメファクトリー」を開設したと発表した。新拠点は山形市の産業団地「山形市流通センター」内に、グルメ専門の物流拠点として新設したもので、自社のオリジナルグルメギフト「極みシリーズ」の展示・受注と試飲試食スペースを備える。

リンベルグルメファクトリーは、自社直輸入ワインの貯蔵と出荷機能を中心とした定温倉庫として運用する。同社はカタログギフト掲載商品として900種を取り扱っており、このうち2割にあたる180種は、2009年から独自ルートで開拓した海外ワイナリーからの直輸入ワインで、同社がワイナリーから直接買い付け、定温コンテナで輸送する。10万本の貯蔵スペースを確保しつつ、空調機8台で摂氏15度前後の温度を維持しながら、常時3-4万本を管理する。

また、新拠点には極みシリーズの展示販売・試飲試食スペースとしてのショールーム機能を併設し、1階のショールームで雑貨やカタログギフトの展示販売を行う。2階のゲストラウンジにはオープンキッチンとワインセラーを備え、試飲試食スペースで調理した山形牛やワインを楽しむことができる。

施設の外観とショールームのデザインは、「極み」シリーズのロゴ・パッケージなどを手がける東北芸術工科大学教授の中山ダイスケ氏に依頼し、世界観を統一した。将来的には自社のECサイト会員向けに定期的な試食試飲会の開催なども検討しているという。

同社は商品企画から制作、販売、アフターフォローまで一貫して自社体制で運営しており、グルメファクトリーは自社12番目の物流拠点となる。今後は、提携関係にある伊藤忠食品と共同で、チーズやパスタ、オリーブオイルなどの独自の輸入グルメにも力を入れる。