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経営再建中のたち吉が黒字転換、物流拠点集約で成果

2016年5月26日 (木)

荷主ニューホライズンキャピタル傘下で経営再建に取り組むたち吉が、物流拠点の集約効果や在庫整理などの取り組みで前年までの赤字経営から脱却を果たした。

同社が25日に発表した前3月期決算は、売上高43億2600万円と15年3月期から2億6600万円の増収となり、営業損益は3億1000万円改善して3300万円の黒字に転換。最終損益も4億2300万円改善し4000万円の黒字に転じた。

経営危機に瀕していた同社は2015年4月に企業再生ファンドのニューホライズンキャピタルの下で経営再建に取り組み、それまで岐阜県多治見市、同県瑞浪市、京都市山科区と3か所あった物流拠点のうち多治見市の拠点を閉鎖し、2か所に集約。平行して在庫整理や閉鎖拠点の人材の有効活用、業務プロセス改革などを進めた結果、早くも経営再建に道筋をつけた。

今期は売上高44億円、営業利益4500万円を見込む。