メディカル大日本印刷(DNP)は16日、グループ会社のDNPロジスティクス(東京都新宿区)が、東京都板橋区の板橋センター内に一般用医薬品(第1類・第2類・第3類)を取り扱う薬店を開設し、「医薬品店舗販売業」の許可を取得したと発表した。これにより、一般用医薬品メーカー向けにEC(電子商取引)など通信販売を対象としたBPO(業務委託)サービスの提供が可能となる。医薬品通信販売の立ち上げから物流までを一体で支援する体制を整えた。
同センターは、2025年4月に開設した医療・ヘルスケア業界向け物流拠点「小豆沢センター」(板橋区)に近接する。両拠点を連携させることで、医薬品の保管、セット作業、出荷、販売までを一括して支援する「メディカル物流アウトソーシングサービス」を提供する。医薬品メーカーは自社で薬店や物流機能を整備しなくても通信販売事業を開始でき、許可取得や薬剤師確保などの負担軽減につながるとしている。

▲薬店の外観(出所:大日本印刷)
国内では少子高齢化に伴う医療費増加を背景に、OTC医薬品を活用したセルフメディケーションの推進が政策的に進められている。一方、医薬品の通信販売には店舗販売業の許可取得や薬剤師の配置、情報セキュリティー対応など特有の運用負担があり、参入の障壁となっていた。DNPロジスティクスはこうした課題を踏まえ、物流拠点内に薬店機能を設けることで、通信販売事業の基盤を外部サービスとして提供する。
サービスでは、注文処理、在庫管理、配送手配など通信販売に必要な業務をまとめて担うフルフィルメント機能を提供。健康食品の通販支援で培ったノウハウを応用し、医薬品特有の情報管理やセキュリティー対策にも対応する。また通信販売を活用した試供品配布など、メーカーの販促活動の支援も可能とする。
同社は今後、製薬会社や医療機器メーカーなどに提供してきた医療分野向け物流サービスを一般用医薬品メーカーにも拡大し、30年度に関連事業で年間売上30億円規模を目指すとしている。
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