ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、環境データ開示で国際機関の認定受ける

2011年11月28日 (月)

ロジスティクス日本郵船は28日、船舶から排出するCO2などの環境データを「適切な方法に基づいて正確な数値を提出・開示している」として、第三者認証機関のロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス・リミテッド(LRQA)から、邦船社で初めて認定書を授与されたと発表した。

 

同社は2003年から、サンフランシスコを拠点とするNPO団体「ビジネス・フォー・ソーシャル・レスポンしビリティ」(BSR)が主催する作業部会クリーンカーゴWG(CCWG)に参加し、世界の主要製造業者、小売業者などとともに国際海上輸送での環境活動に貢献している。

 

また、同社は06年から全運航船の環境データを収集し、CCWGを通して積極的に正確な環境データを開示しており、今回の認証の際には実際に本船を訪れ、本船側で管理、把握しているデータと本船から送られてきているデータに差異がないことの確認を受けた。

 

同社はカーボン・フットプリントの普及活動の一環として、NYKグループCO2・eカルキュレーターを10月に公開するなど、輸送活動の環境負荷の可視化を進めているが、同システムで使用しているCO2係数の計算根拠は、CCGW参加者から提供されたデータが元になっている。