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日本郵船、ビッグデータ活用でJMUと共同研究

2016年2月25日 (木)

ロジスティクス日本郵船は25日、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)で2月22日に竣工した1万4000TEU型コンテナ船「NYKブルージェイ」をはじめ、今後のシリーズで竣工する同型船の共同研究にMTI、ジャパンマリンユナイテッドと3社の枠組みで取り組むことに合意した、と発表した。

シリーズ一隻目となるNYKブルージェイは、同社が本船建造段階から船主の協力を得て、JMUに対して技術的なアドバイスを行った。今後は運航に関するデータを本船から収集・蓄積し、ビッグデータの解析を図る一方、JMUへ解析結果をフィードバックしていく。

共同研究では、MTIが開発したSIMS2を本船に設置し、取得したビッグデータを日本海事協会が昨年12月に設立した「シップデータセンター」に蓄積・活用することで、運航の効率性や船舶の安全性を追求する。

具体的には、(1)推進性能の解析による省エネへの貢献(2)船体構造応力モニタリングによる安全性追求(3)機関プラントの重大事故防止――の実現に取り組み、将来的には共同研究パートナーを増やして研究の質を高める。