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札幌通運、旅行代理店業で顧客カード情報2722件流出

2016年6月16日 (木)

事件・事故ロジネットジャパンは16日、中核事業会社の札幌通運が運営している旅行代理店サービスを利用した顧客のうち、クレジットカード決済を利用した顧客のカード情報2722件が流出した可能性があることを発表した。

札幌通運が運営する旅行代理店業「クラブゲッツ」のサーバーに不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が流出したもので、3月4日にクレジットカード会社から情報流出の懸念があると連絡を受け、第三者機関による調査で判明した。

流出した可能性のあるクレジットカード情報は、2015年10月1日から16年3月4日までに「クラブゲッツ」でカード決済を利用した顧客2519件と、04年4-6月、06年6月に札幌通運に問い合わせを行い、カード決済を利用した顧客のクレジットカード情報203件の合わせて2722件。

同社はカード会社からの連絡を受け、社内調査を開始するとともに、第三者調査機関に調査を依頼。5月30日にこの第三者機関から「不正アクセスがあった」との報告を受け、カード会社などと対応の協議を開始した。

協議の結果、インターネットを通じたカード決済を停止した上で、流出した可能性のあるカード番号をカード会社に提供、不正使用の防止に向けたモニタリングを要請した。所管の警察、官庁へは6月6日になって報告したという。

同社は情報管理やセキュリティの強化など再発防止策を講じ、同事業でカード決済を再開する場合には「システムの安全性を十分確認した上で再開する」としている。