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神奈川県、6社の企業立地を支援認定

2016年6月22日 (水)

行政・団体神奈川県は21日、4月からスタートさせた企業誘致推進方策「セレクト神奈川100」に基づき、初めて3社の企業立地支援事業の認定を行った。

県外からの立地企業2社と県内企業1社の事業計画を認定したもので、投資規模は3社合わせて75億円。

セレクト神奈川100に初認定されたのは、ジンマー・バイオメット、アサヌマコーポレーション、河西工業の3社。

ジンマー・バイオメットは、筋・骨格系に特化した整形外科分野の医療用器械器具メーカーで国内シェアトップ。今回は、骨との親和性、耐磨耗性に優れる人工関節などの手術に用いる医療用器械器具の加工・滅菌工場を新設する。

化粧品のOEMメーカーのアサヌマコーポレーションは、肌の保湿や老化現象の抑制、紫外線の予防など「肌を正常な状態に改善する効果の高い化粧品」を研究開発する研究所を設ける。河西工業は寒川町に本社・研究所を建設する。

3社の総投資額は75億2100万円で、これらの投資に対し、県は9億円の融資資格を認定した。

県では「かながわグランドデザイン」第2期実施計画で、2015年度から18年度までの4年間に県外・国外から立地した事業所数「100件」を目標としており、今回の認定で累計27件となった。

また、15年度末で終了した「インベスト神奈川2ndステップ・プラス」でも3社の産業集積支援事業の認定を行った。認定を受けたのは守山乳業、キーパー、日本精工の3社で、守山乳業は南足柄市へ工場を移設、キーパーは藤沢市工場・研究所を建設する。日本精工は藤沢市の工場を増設する。

3社の投資額は合わせて157億2100万円で、県は制度に基づき、20億塩分の融資資格を認定した。産業集積支援事業の事業認定は通算98社、融資資格認定は通算52社となっている。