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オプテックス、欧州ハブ拠点開設、NECロジに3PL委託

2011年12月8日 (木)
今回の物流改革のイメージ(出典:オプテックス)

今回の物流改革のイメージ(出典:オプテックス)

ロジスティクスオプテックスは7日、欧州でNECロジスティクスに対して3PL委託を行うとともに、オランダのアムステルダムでハブ物流拠点を2012年1月に開設すると発表した。

 

顧客への納期短縮を図る取り組みで、同社では「『必要な時に、必要な製品を、必要な量だけ』の実現を図るためのサプライチェーン改革だ」と説明している。

 

欧州ハブ倉庫の設置により、これまで1か月かかっていた中国、日本のハブ倉庫からの出荷リードタイムを1-4日へと大幅に短縮できる。アムステルダム倉庫からのデリバリータイムは、オランダ国内で出荷日の翌日、オランダ近隣地域では出荷日の2日後まで、その他の地域は3-4日後まで――となる。

 

同社では、海外売上高が65%を超えており、海外顧客へのリードタイムの短縮が課題となっていた。この改革により、納期短縮を実現するとともに、「グループ在庫の削減」「顧客のCF改善」「工場からの物流一本化による物流のコスト削減」などのメリットも顧客に提供する。また、物流トレースの見える化による信頼性の向上を図る。

 

同社は今回の欧州ハブ倉庫の開設を「サプライチェーン改革の第一弾」に位置付け、グループ全体でITシステム刷新、製造工場でのプル生産化移行を並行して行っている。また、2014年までに、世界4極にハブ倉庫を開設する。