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上組、香港に本社機能の一部を移管

2011年12月12日 (月)
統括支社が入居するビル

統括支社が入居するビル

ロジスティクス上組は12日、本社機能の一部を香港に移管し、海外事業基盤の充実と戦略的営業展開の推進を目的として、海外22拠点を統括する「上組アジア統括支社」を設置すると発表した。

 

統括支社は、アジアを一つの経済圏として捉えた新規案件の開拓、物流拠点の適時構築、投資・提携などの企画、立案、遂行を行い、国際一貫輸送で適切に「上組デザイン物流」を提供できる体制づくりを狙いとしている。

 

香港の自由度の高い政策により「速やかな事業展開が期待できる」と移管メリットを強調。統括支社からの企画提案・情報などによる重要事項の決議は、ホットラインで経営者と協議することで、意思決定の迅速化を図るとしている。

 

現在、同社のアジア展開は中国・東南アジアを中心に中国・香港に8社、タイに2社、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムにそれぞれ1社の15現地法人となっているが、これらに中東のドバイ支店、中国(北京・無錫・珠海・広州)事務所、ベトナム(ホーチミン)事務所、バングラデシュ事務所を加えた海外拠点を、アジア統括支社が統括し、業績管理、駐在員の配置、教育、新規営業案件や投資計画の情報の一元化、意思決定の迅速化による事業基盤の強化を図る。

 

統括支店はこのほか、フォワーディング業務、3PL、バイヤーズ・コンソリ、ターミナル運営、物流コンサルティング業務など、幅広い事業展開を目指す。