ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

資生堂、ブラジル市場での展開を強化

2011年12月13日 (火)

産業・一般資生堂は13日、ブラジル市場での展開を強化するため、100%出資の子会社「資生堂ブラジル」(サンパウロ)」を通じ、2012年5月から北米子会社「ベアエッセンシャル」(BE社、サンフランシスコ)」のブランド「ベアミネラル」を販売すると発表した。

 

販売はeコマースと「ベアミネラル」直営店を含む小売販売で、2017年の取り扱い店舗数100店以上を目指す。

 

ブラジル市場での展開強化は、エリアを越え、経営資源を集中して投下し育成を図る「グローバルメガブランド戦略」と「ニューフロンティア戦略」を組み合わせ、販売・マーケティングで資生堂とBE社のシナジーを発揮していく。

 

資生堂は、1996年の代理店販売から、2000年の100%出資の「資生堂ブラジル」設立を経て、現在、高級化粧品グローバルブランド「SHISEIDO」を化粧品専門店約140店で販売している。

 

ブラジルの化粧品市場は、米国、日本に次いで世界第3位の2兆3850億円(小売ベース)の規模に成長。SNSの利用状況は世界1位と、ブラジル国民の約9割が利用していることから、新しいメディアを活用したWebマーケティングを取り入れ、早期に市場へブランドの浸透を図るとともに、直営店を含む小売販売を組み合わせ、市場のニーズに対応していく。