ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

資生堂、グルジアで化粧品販売開始

2010年9月14日 (火)

産業・一般資生堂は14日、10月からグルジアで販売を開始し、新規市場への事業拡大を進めると発表した。

 

グルジアの高級化粧品販売で実績のある代理店「プレステージ社」を通じ、欧米市場を中心に資生堂が長年培ってきたプレステージマーケティングを展開し、「SHISEIDO」ブランドのメーキャップ、スキンケアなどを販売する。これにより、海外での資生堂化粧品の販売は世界78の国と地域、欧州地域では44か国となる。日本の化粧品ブランドでグルジア市場への参入は初めて。

 

資生堂では現在、新規市場への事業拡大と既進出市場の強化に注力しており、5月下旬にモンゴル、7月にアルバニア、8月にコソボ、9月にマケドニアへ進出を果たすなど、積極的な参入を進めている。

 

グルジアはNIS諸国のひとつで、原油と天然ガスのパイプラインとしての役割が注目されている。2010年に入り、経済成長率に再び上昇の兆しが現れており、化粧品市場は前年比で15%の成長率を示している。

 

資生堂では「今後も経済基盤の安定化とともに、高級化粧品の需要が拡大する」と判断し、販売を開始することにした。NIS諸国のなかでは98年にロシア、02年ウクライナ、カザフスタン、09年アゼルバイジャンでの資生堂化粧品の販売を開始しており、グルジアは5か国目となる。