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国交省が改修作業、27日23時に運用再開

特車ゴールドの不具合、プログラムミスが原因

2016年7月26日 (火)

話題国土交通省は26日、不具合で一部申請書の出力機能を停止している特殊車両通行許可審査システムの運用再開について、27日23時頃になるとの見通しを発表した。

この不具合では、特殊車両許可の簡素化制度(特車ゴールド)を利用した申請で大型車誘導区間の通行条件の算定結果を出力する際に、ほかの申請者の申請書が誤って同時に出力されたもので、7月6日からこの出力機能を停止している。

国交省では、出力機能を停止した後に簡素化制度利用登録者すべてに誤出力の有無を確認した結果、48社の申請書が誤って出力されていたことを確認。誤出力されたデータが残っている場合には、データの消去対応を行うとともに、申請書が誤出力された企業に謝罪した。

算定結果帳票の出力機能は2015年度に追加したもので、この際に本来はシステム内のファイル作成に関連する処理番号が、作成済みの申請書の処理番号と重複すると、古いファイルが削除されなければならないが、その設定がなされていなかったために、新旧2つのファイルが結合して誤出力されるプログラムミスが発生した。

今後は制度改正などに伴うプログラム変更時の事前チェックを強化する、としている。