豊田自動織機･産総研、物流システム開発で研究室

サービス・商品豊田自動織機と産業技術総合研究所（産総研）は1日、産総研つくばセンター（茨城県つくば市）内に次世代物流ソリューション事業の研究などを行う「豊田自動織機-産総研アドバンスト･ロジスティクス連携研究室」を設立したと発表した。

研究室では、次世代物流ソリューション事業のための研究、車両や機器の自律作業実現のための研究、サービス提案のための研究――といった領域の共通基盤技術開発とこれらのアプリケーション実用化開発に取り組む。

（出所：豊田自動織機、産業技術総合研究所）

両者は、少子高齢化に伴う労働力人口の減少やeコマースの拡大による多頻度・小口配送、効率・迅速性への対応など、物流を取り巻く環境や改善ニーズが変化し、IoTやAIなどの技術の普及により自動化された機器による省人化といった新たなソリューションによって物流コスト低減、改善ニーズに応えることが求められていた。

そこで、豊田自動織機の開発力、IoT技術、顧客への導入実績に基づくデータやノウハウに、産総研のロボット技術、AIなどを連携し、車両・機器の自動化やITサービスの技術開発を加速させ、物流現場の課題解決を図ることとした。