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新宿駅のロッカーに「盲点」、C&Hが対策サービス

2016年10月18日 (火)
新宿駅のロッカーに「盲点」、C&Hが対策サービス
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話題訪日外国人を増やす取り組みの一環として主要駅などへの設置が進む宅配受取ロッカーだが、考えてみれば当たり前とも言える「盲点」に着目した、JR新宿駅のあるサービスに注目が集まっている。

C&H(東京都新宿区)は、新宿駅構内のロッカー全般について、「(訪日外国人から見れば)広大な新宿駅の中としては窓口の数が少なく、初めて訪れる人には場所もわかりにくい」という。

どこにロッカーがあるのかわからなければ使いようがないという説明だが、ほかにも(1)利用者が多い新宿駅で空いているコインロッカーを探すのが大変(2)預けたコインロッカーの場所を探すのが大変(3)コインロッカーの使い方が複雑になる一方で日本人ですらわかりにくい(4)大きな荷物をコインロッカーに入れるのが大変。さらに入りきれない荷物を預けるのが大変(5)小銭を用意するのが大変。両替機もない(6)時代はコインレス、デジタル化しているがスイカなど利用できるカードが少ない(7)公衆の中にあるコインロッカーに荷物を預けるのは不安(8)犯罪やテロの温床になりかねないコインロッカーに荷物を預けるのは不安(9)日本語を理解し、正しく使えているか不安――など、ここまで不安や不自由さを並べられると、日本人でも不安になってくる。

そこで、同社が考案したサービスが「バーチャルロッカー」で、新宿駅で「預入から返却まで」を同社のスタッフが行う。このサービスは、電話やスマートフォンアプリを利用して予約することにより、ホテルのベルボーイのようなユニフォームに身を包んだ同社社員が改札口へ赴き、顧客の荷物を預かる。返却時も指定の改札で受け取ることができる。

これによって、訪日外国人などの手荷物に関する不安や不便を解消しようとする取り組みだが、さらに山手線内であれば新宿駅以外の駅に届けるキャリーサービスや、自宅まで届ける宅配サービスもオプションで提供する。利用価格は1日700円(税込)。

■詳細
http://vlocker.jp/