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NECトーキン、タイ・キャパシタ生産拠点を移転

2012年2月13日 (月)

拠点・施設NECトーキン(仙台市太白区)は13日、昨年10月にタイで発生した洪水を受けた、同国でのキャパシタ事業方針を発表した。

 

被災したナワナコン工場に替わり、新たに取得したウェルグロー工業団地内の工場で、5月からキャパシタ生産を徐々に再開する。ウェルグロー工業団地は今回の洪水を含め、過去に水害が発生していない。

 

また、導電性高分子タンタルキャパシタ(ネオキャパシタ)、電気二重層キャパシタ(スーパーキャパシタ)の中から、小型・薄型の製品を優先して生産を再開。工場の移転に際し、ナワナコン工場の従業員3100人のうち、2700人の人員削減を実施した。

 

新工場は残る400人の従業員とともに立ち上げる。ウェルグロー工場は徐々に拡張して生産量を拡大し、需要の動向に応じて年内をメドに1000人体制を構築する。

 

新工場では、導電性高分子タンタルキャパシタを月産1億個、電気二重層キャパシタを月産300万個生産し、その後の拡張、生産量拡大も視野に入れる。