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SBS鎌田社長、輸送シェアリング構想「他社に開放」

2017年2月17日 (金)
鎌田正彦社長-2
空白

ロジスティクスSBSホールディングスの鎌田正彦社長は17日、昨年11月に公表した輸送のシェアリングエコノミー化構想(カスピアンプロジェクト)について、同日開いた前12月期決算説明会の席上、「これまでのノウハウを他社に無償で提供する」との考えを明らかにした。

この構想は、車両のリアルタイムな動態管理をベースに2017年中に5000台規模のトラックをネットワーク化して運行・積載効率を高め、幅広い物流企業にも開放して貨物と車両のマッチングにつなげるプラットフォームを構築するというもので、決算説明会では自社車両だけでなく他社の車両の状況を可視化することや、運賃の決済にSBSグループがかかわることによって物流業のキャッシュフローの改善に寄与していく効果などを説明した。

このほか、説明会では自社の物流不動産事業について、主力事業の物流受託によって物件の稼働率を高めていくという、一般的な開発会社にはない強みをより発揮できるよう、新規開発に取り組んでいく意向を示した。