LIXIL、北陸のアルミ建材生産を再編、93億円投資

荷主住宅設備機器・建材総合メーカーのLIXILは8日、北陸地域でアルミ建材の生産体制を再編するため、小矢部工場（富山県小矢部市）に新設備を設置し、2013年4月以降、段階的に操業を開始すると発表した。設備投資額は93億円。

建屋、生産設備の老朽化で閉鎖を予定している高岡工場（富山県高岡市）は、今回の小矢部工場の増設ラインが本格稼動するまで、一部ラインのみ生産を継続する。

小矢部工場は、ビル建材の一貫生産工場として1992年に操業を開始し、現在はビル用サッシ、住宅用サッシ、エクステリアの北陸地域の生産拠点として製品を供給している。

鋳造、押出、表面処理のラインに新しく設備を設置することで、北陸地域でのLIXILのアルミ建材の安定供給体制を図る。

今後も小矢部工場は、下妻工場（茨城県下妻市）、前橋工場（群馬県前橋市）、久居工場（三重県津市）、有明工場（熊本県玉名郡長洲町）、タイ工場（タイランド）とともに、LIXILのアルミ建材の一貫生産工場の一翼を担う。