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ロハコのオープンデータ活用したECラボに123社

2017年4月25日 (火)

ECアスクルは25日、「LOHACO(ロハコ)ECマーケティングラボ」の第4期活動開始に伴うキックオフミーティングを実施したと発表した。

この活動は2014年2月にロハコのビッグデータをオープン化した以降にスタートしたもので、同社は「顧客の購買行動プロセスやライフスタイルの多様化から浮き彫りになる「真のニーズ」に対し、業種や競合関係といった垣根を超えて参加企業がともに取り組むマーケティング活動」と説明している。

メーカーを中心に1期には12社、2期55社、3期102社が参加して取り組んできた。4期目となる今回は規模を拡大し、123社が参加する。

3期では、ラボ参加企業全体での取り組みのほか、「販促」「メーカープロモーション」「商品開発&ライフサイクル」など4つの分科会での活動を実践し、新規顧客獲得や顧客ロイヤリティの醸成といった成果を生み出した。

また、「暮らしになじむデザイン」をコンセプトにラボ参加企業36社とともに生活者視点の商品を追求。「ECでは商品を選ぶために必要な情報をサイト上に掲載することができ、商品本体への表記は最低限で済む」という特性を生かしたEC専用のデザイン商品で、販売実績が伸長する事例もあったという。

 

4期となる今回は、ロハコ専用の新物流センター立ち上げに伴い、AIのさらなる活用と物流も含めた新しいマーケティングプラットフォーム化に挑戦する。

アスクルは、2月に埼玉県三芳町で発生した「アスクルロジパーク首都圏」の火災により、ロハコの成長スピードも影響を受けているが、「9月末のロハコ完全復活後、早期に従来の成長ラインに押し上げる原動力として、これまで以上にラボ参加企業との連携を強くし進化していく」としている。