三井倉庫、3PL部門強化へ組織再編

ロジスティクス三井倉庫は26日、三洋電機ロジスティクスが4月2日付で三井倉庫ロジスティクスに商号変更し、同社グループの一員となるのを機に、3PL事業部門の機能強化を図ると発表した。

併せて、7月1日付で三井倉庫エアカーゴとトヨタ自動車の国際輸送子会社「TASエクスプレス」を合併し、航空事業部門を拡充するため、意思決定の迅速化と責任の明確化を目的とした組織改編を4月1日付で実施する。

 
組織改編は、営業統括部門「営業推進部」を廃止し、所管しているサプライチェーン・マネジメント業務を、ロジスティクスシステム事業部門「3PL事業部」に統合。

営業統括部門に「事業調査部」を新設し、市場調査・プレマーケティングの機能を独立、強化するとともに、「業務品質管理部」を企業管理部門から移し、顧客ニーズ、現場作業・オペレーションに密着した形での業務品質向上、効率化を推進する。

また、航空事業部門を国際輸送事業部門に改組し、航空貨物輸送と海上貨物輸送を一体的に事業展開してサービスの高度化を図る狙いで、ロジスティクスシステム事業部門から「国際輸送事業部」を移管する。