共栄タンカー、油槽船の引き渡し遅れ売却話中止に

話題共栄タンカーは26日、日本郵船へ譲渡する予定だった油槽船について、「修繕による遅延が発生し、引き渡し条件を満たせなかった」として契約解除になったことを公表した。

同社は2月1日に子会社のオーシャンリンクマリタイム社が保有するパナマ籍油槽船「TAIZAN」を日本郵船に譲渡すると発表していたが、船舶の修繕に時間がかかることが判明し、3月24日に譲渡時期を当初の「2−3月」から「4−6月」に先送りすると表明。

その後、6月いっぱいかかっても引き渡せない状況となったことから、譲渡契約そのものが解除となった。同社は「引き続き売却予定資産として新たな譲渡先の検討を開始」すると説明している。