ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

富士火災、コンテナ輸入遅延を補償する特約発売

2012年3月29日 (木)

サービス・商品富士火災海上保険は29日、海上輸送コンテナによる輸入が遅延した際の損害の一部を補償する特約を4月1日から発売する、と発表した。

 

貨物海上保険の包括契約の特約として付保するもので、コンテナ貨物を輸入する際の輸出地、出港日と日本の輸入港、到着日に基づく航海日数の遅延に応じて、1契約者・1コンテナ船あたり5万円から30万円を上限とする保険金を支払う。遅延は5日以上を基本とし、顧客の実情・ニーズに合わせてカスタマイズできるようにする。

 

これまで、輸入貨物を乗せたコンテナ船が公示スケジュールより遅れ、貨物の輸入者に国内輸送保管のキャンセル・手配替え、納期調整、商機の逸失など経済的損害が発生しても、輸送会社は遅延によって発生した損害への補償は原則行わず、一般的な貨物海上保険でも遅延に伴う損害を補償することはなかった。

 

富士火災では「サプライチェーンの国際化、拡大化、緻密な在庫管理の浸透による厳しい時間制限の常態化というなかで、輸送時間の価値に対する保険という顧客ニーズに対応するため、開発した」としている。