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貨物仲介市場は31年には885億ドルに拡大

2025年12月25日 (木)

調査・データPanorama Data Insights(パノラマ・データ・インサイツ、東京都中央区)は25日、世界の貨物仲介市場に関するレポートを公開した。同レポートによると、同市場規模は2022年の511億ドルと評価され、年平均成長率(CAGR)6.3%で成長。31年には885億ドルに拡大すると予測されている。

貨物仲介者は、荷主の輸送ニーズに最も適した運送業者を選定し、効率的でコスト効果の高い輸送方法を提供。これによりコスト削減、物流効率とサービス品質の向上を実現する。EC(電子商取引)の拡大や国際貿易の活発化により、グローバルな物流網が複雑化するなか、その重要性は一段と高まっている。

市場環境については、大手物流企業や専門の貨物仲介事業者が参入する競争の激しい状況が続いており、各社はデジタル技術や広範なネットワークを活用して競争力の強化を図っている。特に、デジタルプラットフォームやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などの導入が進み、貨物の発注から追跡、管理までを一元化する動きが広がっている点が特徴とされる。

成長要因としては、世界的な貿易量の増加に加え、物流分野における技術革新や顧客ニーズの多様化が挙げられる。地域別では、アジア太平洋地域が最も成長性の高い市場とされ、中国やインド、日本、韓国などで輸送需要の拡大が続いている。一方、北米や欧州では、既存インフラを基盤に先進技術を活用した高度な物流サービスの展開が進んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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