東洋紡、欧州合弁会社にブレスエアー事業譲渡

▲ブレスエアー

荷主東洋紡ヨーロッパは9月1日、東洋紡とインドラマ社の合弁会社「PHPファイバーズ社」に欧州の「ブレスエアー」事業を譲渡すると発表した。

東洋紡は2013年以来、欧州で三次元スプリング構造体「ブレスエアー」を展開してきたが、その製造・販売は、ドイツの東洋紡ヨーロッパが担い、寝装用途を中心に事業を拡大してきた。

PHP社は産業資材・自動車関連材料を中心に事業展開し、優れた機能性クッション材としてブレスエアーに注目。両社は欧州でブレスエアー事業の拡大に向けて、協業モデルを検討し、東洋紡がPHP社に同事業を譲渡することで合意した。

9月1日以降はPHP社は東洋紡ヨーロッパが使用してきた製造インフラを用い、ブレスエアーを製造。東洋紡ヨーロッパから事業を引き継ぐとともに、自社の欧州販売網を活用し、自動車関連市場を含めむ新たな事業拡大を検討する。