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バンテック、従業員向けに新たな持株制度を導入

2010年4月26日 (月)

ロジスティクス新たな従業員持株制度の仕組みバンテックは4月23日、従業員持株会に対する信託を活用したインセンティブプランについて、従業員向け福利厚生制度として導入することを決めた。

 

新制度は従業員向けのインセンティブプランとして米国で普及している報酬制度の一つ「ESOP」、バンテックでは経済産業省が公表した「新たな自社株式保有スキームに関する報告書」などを参考にして制度構築した。同社は「物流業界での導入は当社が初めてとなる見込み」としている。

 

制度はバンテックの従業員持株会に加入する従業員を対象に、同社の自己株式の株価上昇メリットを還元するインセンティブプランで、今後5年間で持株会が取得する見込みの株式を受託者である信託銀行があらかじめ一括取得し、持株会の株式取得に際して同社株式を売却していくもの。信託終了時までに、信託銀行が持株会への売却を通じて信託財産内に株式売却相当額が累積した場合には、これを残余資産として受益者適格要件を満たす持株会会員に分配する。

 

また、同社は信託銀行が同社株式を取得するための借り入れに対して保証し、信託終了時に株式売却損相当の借入残債がある場合には、保証契約に基づいてバンテックが残債を弁済することになる。